禁煙と喫煙

  1. 禁煙デー 講演会の資料について
  2. たばこの怖さと禁煙の重要性
  3. 喫煙指数(ブリンクマン指数)
  4. タバコクイズ
  5. ニコチン依存度チェック

禁煙デー 講演会の資料について

 「世界禁煙デー」のイベントの一つとして、学院保健センター長より、学生や教職員に向けて講演会を行いました。喫煙や受動喫煙による健康障害を伝える内容となっており、改めて喫煙の怖さを知った、サードハンドスモークや呼出煙について初めて聞いた、などの様々な感想をいただきました。
当日の資料を掲載しますので、ぜひご覧ください。

喫煙の怖さを知ろう―本人、家族そして友人まで―

たばこの怖さと禁煙の重要性

 喫煙は喫煙者のみならず、受動喫煙者にとっても、呼吸器疾患(肺がん・喘息・肺気腫)、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、脳卒中、突然死などの生命予後に直接影響する病気を発症しやすく、喫煙者は非喫煙者と比較すると寿命が約10年も短くなります。まずは、「たばこの怖さと禁煙の重要性」を知っていただき、喫煙者は早めに禁煙に取り組みましょう。

 5月31日はWHO(世界保健機構)が定めた【世界禁煙デー】です
ぜひ禁煙を!

たばこの怖さと禁煙の重要性

喫煙指数(ブリンクマン指数)

喫煙が人体に与える影響を調べるため用いられるのが、1日あたりの平均喫煙本数と喫煙年数をかけあわせた喫煙指数(ブリンクマン指数)です

【喫煙指数(ブリンクマン指数)の計算式】
1日の平均喫煙本数×喫煙年数=喫煙指数(ブリンクマン指数)
 
  例) 1日20本のペースで20年吸い続けた場合 
    ⇒ 20×20=400

400~600を超えると ⇒ 肺がんの危険性が高い
1200を超えると ⇒ 喉頭がんの危険性が非常に高い

もし数値が高くても、今煙草をやめるとこれ以上数値は上がりません。

今からでも遅くはないので、ぜひとも禁煙にチャレンジ!!

喫煙は自分ばかりではなく家族や周囲の人にも影響を及ぼします。

タバコクイズ

1.換気扇下やベランダでの喫煙であれば、室内の家族に影響はない
正解は×
吸い終えた後の吐く息の中にも発がん物質などの有害物質が含まれます。
両親が喫煙しない家庭の子どもの尿に含まれるニコチン量を「1」とすると、両親が屋外や換気扇の下で喫煙する家庭の子どもは「3.2倍」高く、完全に受動喫煙を防ぐことはできません。
2.喫煙すると血圧が上がる
正解は○
タバコを吸うと一時的に血圧が上昇します。
これは、ニコチンが交感神経系を刺激し、心臓や首・脳・手足などの血管を収縮させるためです。
習慣になると、HDL(善玉)コレステロールを減少させ、動脈硬化を促進し、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも上がることが分かっています。
3.発がん物質であるPM2.5は、タバコの煙にも含まれる
正解は○
物が燃えることで発生します。
室内や車内での喫煙は、PM2.5外出禁止基準値を大きく上回り、呼吸器系疾患や肺がんリスクを高めます。
4.両親がタバコを吸う家庭では乳幼児突然死症候群(SIDS)などになりやすい
正解は○
両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約4.7倍、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高くなります。妊娠中から受動喫煙にも気をつけましょう。
成人の場合でも、喫煙者の突然死は非喫煙者の5~10倍という米国の疫学研究も!?
5.受動喫煙でも歯周病になりやすくなる
正解は○
両親の喫煙で、子供の歯肉に、メラニン色素沈着が早期にあらわれます。
受動喫煙を含む喫煙により歯肉の色素沈着や血行障害が起こります。
一酸化炭素やニコチンなどによる免疫能へのダメージにより、細菌感染の抵抗力が低下し病原菌が繁殖することで、歯周病になりやすくなります。

ニコチン依存度チェック

ニコチン依存度チェック(横浜市健康福祉局 禁煙NOTEより)

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